新型コロナウイルス~感染・重症化予防のためにできること
これには、換気をよくする、ドアノブに触れないでよくなる、といった意味合いがあります。
また、待合室での、手洗い・咳エチケットの励行もお願いします。
ご協力の程、よろしくお願いします。
待合室ではなく車の中で待たれる方、順番になり次第呼びに参りますので、お声掛けください。
さて、新型コロナウイルス、幸いなことに現在佐賀県では感染の報告がありませんね。
自粛ムードの中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本日未明、新型コロナウイルスについて、WHOからパンデミックの表明がありました。
これは感染を水際で封じ込めるステージから、感染の拡大は仕方ないにしても感染ペースをゆっくりにする・重症化を予防するステージに移行したことを意味します。
感染ペースをゆっくりにするということは、医療機関のキャパシティを超えないようにするという大事な意味合いがあります。
現在、イタリアでは圧倒的に人工呼吸器の数が足りていないそうです。
これは、救急車で運ばれてくる重症の人が、手当されずに待機させられることを意味します。心が痛みます…
厚労省やNHKのページには感染拡大防止のためのガイドラインが記載されています。
ガイドラインをしっかり守って急激な感染拡大が防げたらいいですね。
重症化予防に関してですが、喫煙者は新型コロナウイルス感染後の重症化のリスクが10倍以上(驚!)なんだそうです。
もちろん、死亡リスクも同様だと思われます。
中国で男性の死亡者が多いのも喫煙率が高いからではないかと言われています。
今からでも遅くありません。タバコを吸っている方はぜひ、禁煙にチャレンジしましょう。
ご希望の方には、内服薬で無理なく禁煙できる、禁煙外来をご紹介いたします。
当院の患者さんはみんな知ってる「あいうべ体操」。口呼吸を鼻呼吸にする体操です。
巷ではマスク不足が取りざたされてますが、鼻は天然のマスクと言われています。鼻毛や鼻水が感染を防ぐからです。
だから鼻呼吸と口呼吸では、口呼吸の方が感染リスクが高まります。
「あいうべ体操」はインフルエンザの予防効果が確認されています。
新型コロナも同じウィルスです。効果があると思われます。
良い機会ですので、家族みんなで「あいうべ体操」に取り組んでみてはどうでしょうか。
また、歯周病菌も肺炎の原因になることが知られています。ウイルス性の風邪で傷ついた呼吸器に歯周病菌がさらに感染してしまうことも考えられます。要するに“風邪をこじらせる”状態ですね。
歯周病菌を減らしておくことは、肺炎の重症化予防につながります。
歯周病のある方は、しっかり治療しておきましょう。
歯周病菌は就寝時に繁殖します。特に寝る前、起床後はしっかりお口のお手入れをしましょう。
歯科医療は予防医療です。
私たちの提案がみなさんの疾病予防・重症化予防に役立てば幸いです。
池田デンタルクリニック院長 池田現人
2020年03月12日 12:36